Neo's World

Free-Running・Parkour 系の技

基本動作

基本構成

Free-Running は、以下のような動作を基本構成としています。

Pop (ポップ)

壁などの障害物を蹴上がることをいいます。

Drop (ドロップ)

高所から、下へ飛び降りることをいいます。

Vault (ヴォルト)

障害物に手を付いて飛び越えることをいいます。「跳び箱」の応用です。

片手・片足などの表記

何かの技を行う際に、片手で行ったり、片足で行ったりすることの表記をまとめました。

No Hand

技を、手を一切使わずに行うこと。「No Hand (技名)」や「(技名) (No Hand)」などといった表記になります。

One Hand

技を、片手のみで行うこと。

Two Hand

技を、両手で行うこと。

One Foot

技を行うときの踏み切り足が片足であること。

Two Feet

技を行うときの踏み切り足が両足であること。

具体的な技

以降、具体的な動きを紹介していきます。

Landing

Drop のあとの着地。しっかりと両足と両手を付いて着地。

Roll

受け身としての前転。PK Roll、Landing Roll などとも呼ばれる。柔道の受け身のように、上半身を斜めにして進入するが、柔道のように仰向けになって止まらず、器械体操のように最後まで起き上がる。

  • 参考 : Parkour Roll Tutorial [動画] - 基本からバリエーションまで分かり易く解説してます。
  • 参考 : Step Marks - PK Roll [文章・日本語] - 上手な Landing Roll の仕方。
Parachute Lnding Falls

略して PLF。ちょうど、Roll の逆の動きになる。Back Flip で Drop したときなどによく使われる。

Dismount

障害物に掴まっている状態から飛び降りること。身体を半回転させて着地したりするバリエーションもある。

Balancing

レール系の障害物の上でバランスを取ること。器械体操でいう「平均台」。

Cat Balance

レール系の障害物の上で両手両足を使い、猫のように移動すること。

Tic Tac

壁を蹴ってジャンプすること。

Wall Run

壁を蹴って壁を走ったり、壁を蹴って真上へ駆け上がること。

Precision Jump

Precision とは日本語で「正確さ」という意味で、目的の足場・障害物に対してジャンプし、正確に着地することを意味する。単に Precision と表記することが多い。

Rail Precision Jump

レールからレールへ飛び移る。

Running Precision Jump

助走をつけて、障害物から障害物へ飛び移る。

Gap Jump

高さが違う所から (高い所から低い所へ) 飛び移る。

Cat Leap

障害物へ飛び移った時、障害物の上を掴んで乗り越える。

Cat To Cat

Cat Leap で障害物の上を掴んでいる状態から、身体を半回転させてジャンプし、もう一方の障害物へ飛び、同じように Cat Leap で掴まること。

360 Roll Hop

障害物に向かって飛びつく前に、身体を一回転横に捻ってジャンプし、障害物に飛びつく。

Underbar

レールを掴んで、レールの下をくぐる。

Underbar 360

身体を半回転させた状態で進入し、レールを掴み、更に身体を半回転させながらレールの下をくぐる。

Vault 系の技

障害物に手を付いて乗り越える Vault 系の技を紹介します。リンクは、その技を行っている動画へ飛びます。

Regular One Hand Vault

障害物に片手を付き、足を横に出す飛び方。

Regular Two Hand Vault

障害物に両手を付き、足を横に出す飛び方。

Speed Vault

障害物に手を付き、足を横に出して素早く飛ぶこと。

Pop Vault

高い障害物に対して、障害物に足を付いて蹴りあがり、障害物の上に手を付いて飛び越えること。

Grab Vault

One Hand Vault で障害物を飛び越えている最中に、横に出した足を、空いている手で掴みながら飛ぶ。

Monkey Vault

障害物に手を付いてから、跳び箱でいう「抱え込みとび」、両足を両手の間を通して飛ぶ。

Monkey Gainer

Monkey Vault のように手を付いて足を前方に出しながら Gainer。

King Kong Vault

障害物に手を付き、「抱え込みとび」のように飛ぶが、Monkey Vault とは違い、手よりも前に両足が出ないようにして飛ぶ。

Double King Kong Vault

King Kong Vault のバリエーションの1つで、障害物に2回手を付く King Kong Vault。

Double King Kong Vault

障害物に3回手を付く。

Double King Kong Vault

障害物に4回手を付く。

Lazy Vault

障害物の横に来たら、障害物に近い方の手を先に付いて飛び、足が障害物を飛び越えたら、反対側の手を付いて押し出す。

Lazy Turn

後の手をついたら、Turn Vault のように障害物にしがみつく。

Thief Vault

形は Lazy Vault と同じだが、進入方向が「横から」ではなく、障害物に対してまっすぐか斜めから進入する。

Thief Vault 360

後の手を付いたときに、身体を1回転捻る。

Dash Vault

障害物に手を付く前にジャンプし、足を前に出してから障害物に手を付き、身体を V の字にして飛び越す。

Dash Front

Dash Vault のように障害物に手をついたら前宙する。

Kash Vault

Monkey Vault の要領で障害物に手を付いて足を前に出したら、Dash Vault のように身体を V の字にして再度手を付き、押し出す。

Barrel Vault

Double Leg に近い形で、障害物に右手を付いて飛び越える。

Gate Vault

障害物の上で「布団干し」のような状態になり、そこから Hand Spring のようにして障害物を越える。

Rail Flip

レール上の障害物を掴み、Hand Spring の要領で越える。

Reverse Vault

障害物を飛び越える際に、体を1回転捻る。2回転捻る技もある。

Rocket Vault

Lazy Vault に近い状態で進入し、片手を付き、両足が障害物を飛び越える時になったら、足をなるべく上へ上げる (空いている手で両足が掴めるぐらい)。後の手はレールに付ける必要は無い。

Scissors Vault

Rocket Vault のように進入し、空中で足をバタバタさせる。

Splits Vault

Thief Vault のように進入し、空中で足を左右に開脚。

Tic Tac Vault

壁を蹴って飛んでから障害物に手を付いて飛び越える。壁と平行に位置する障害物を飛び越えた時は Parallel Tic Tac Vault、壁と垂直に位置する障害物を飛び越えた場合は Perpendicular Tic Tac Vault となる。

Straddle Vault

跳び箱でいう開脚飛び。

Turn Vault

障害物を飛び越える際、左手を軸にして体を半回転させ、障害物の反対側にしがみつくようにする。

  • Turn Vault to Underbar - 鉄棒のような障害物で、Turn Vault をしたら、地面に足を付けずにそのまま Underbar を決めて元の場所に戻る。
Vert Vault

Regular Two Hand Vault の状態で障害物を飛び越える時、足を高く上げる。

Wall 系の技

壁を利用する技を紹介します。

Palm Spin

壁は使いませんが、Vault でもなく、Wall Spin に近い形なのでここで紹介。

障害物に手を付き、左手を軸にして1回転し、元の位置に戻る。Turn Vault の1回転バージョン、という感じ。

Pop Palm Spin

高い障害物に対して、障害物を蹴上がり、障害物の上に手を付いてから Palm Spin する。

Reverse Palm Spin

動きとしては、Palm Spin の逆再生に近い形。軸の手が逆手になっている状態から始める。

Wall Spin

Palm Spin の壁バージョン。壁の場合、Palm Spin のように障害物を「掴む」ことが出来ない、また、実質 Side Flip なので、宙返りへの恐怖心があると難しい。

1 Step Wall Spin

Wall Spin する壁に対して、1度足を付けてから Wall Spin する。

2 Steps Wall Spin

今度は2歩蹴上がる。3歩、4歩…ぐらいまでは現実的に可能。

Corner Wall Spin

壁と壁の角 (部屋の隅みたいな感じ?) の場所で、一方の壁に1歩以上蹴上がって、もう一方の壁に手をついて Wall Spin する。

Reverse Wall Spin

Gainer に近い感じで壁に侵入し、Wall Spin。

Double Leg Wall Spin

侵入の仕方は Reverse Wall Spin に少し似ているが、踏み切る足は Double Leg なので右足。Double Leg の形で壁に手を付いて回る。

Front Flip Wall Spin

Wall Spin とは名が付いているものの、もはや「壁に手を付きながらの前宙」といえる。Rayden と違って、壁と平行に回る。

Wall Flip

ここでの Wall Flip は、Wall Back Flip のことを指す。壁を蹴って、バック宙である。

1 Step Wall Flip

壁に1歩足を付いて回ること。

2 Steps Wall Flip

壁に2歩足を付く。3歩、4歩、5歩…までは現実的に可能 (私が動画で確認したことがあるのは、壁に手を付きながらも5歩まで)。

Wall Flip With Hand

主に2歩以上のとき、壁を蹴上がる際に手を付きながら壁を上っていくこと。3歩程度までは No Hand で可能。

Corner Wall Flip

Corner Wall Spin と同じように、壁と壁の角の場所で、一方の壁に1歩目を付いたら、2歩目はもう一方の壁に付き、Wall Flip。2歩以上付いても良い。

One Leg Wall Flip

2歩以上のときに、1歩目と2歩目の足が、同じ足であること。もう一方の足は壁につけない。

Two Legs Wall Flip

壁に両足を付き、両足で Wall Flip。

Wall Flip 180 Twist

Wall Flip の半回転捻り。

Wall Flip 360 Twist

1回転捻り。踏切足と回転方向が正しくない場合 (最後に壁に左足を付いて、右方向に捻った場合など) の区別の仕方があると良い…。

Wall Flip 720 Twist

2回転捻り。1歩では高さ的に難しいので、2歩以上になるだろう。

Corner Wall Flip 360 Twist

Corner Wall Flip の際に1回転捻り。

Double Wall Flip

2回転宙返り。サスケ出場でも有名な Sky Native は Gym 内で成功させたことがあるが、屋外で行って成功させた者はいない。

Palm Flip

壁に両手を付き、壁を押しながらバック宙する。壁には足をつけない。

Down Monkey Wall Flip

壁に対して背を向けてバック転のように進入し、半分ほど回ったところで壁に手を付き、壁を押しながら回りきる。下向き (Down) に Monkey Vault をするから Down Monkey。Wall Back Hand Spring とも呼ぶ。

Round Off to Down Monkey Wall Flip

ロンダート → Down Monkey Flip、とする。ロンダートの着地地点がズレると壁に手を付けない、もしくは壁に衝突するので、かなり高度な技。

Down Monkey Wall Spin

Wall Spin と名が付いているが、こちらに書いておく。

壁に対しては真っ直ぐ侵入していく。壁に手を付く前に体を半回転させ、Down Monkey になるようにして、あとは Down Monkey。

Down Monkey Wall Flip to Front Flip
コンボの例。Down Monkey で着地したら Front Flip に持ち込む。
Rayden

壁に手を付き、前宙。壁に足は付かない。Front Flip Wall Spin とは、壁との位置が違い、向きとしては Wall Inward Front Flip と同じ方向である。

Arabian Wall Flip

Wall Flip 180 Twist の Arabian バージョン。要するに、半回転捻ったあとは前宙の形になること。

 

捻る方向が逆、もしくは壁に付く足が踏切足と逆だと、難易度としては易しくなる。

見た目が前宙なので、Wall Front Flip とも呼ばれたりする。

Wall Inward Front Flip

壁に足を付け、そのまま前宙 (内回り)。単に Wall Front Flip と呼ぶこともあるが、Arabian Wall Flip の別名と被るので、区別したい際は注意。

Wall Inward Front Flip 180 Twist

半回転捻り。最後に壁に付いた足が左足の場合、右方向になら半回転しやすいが、これだと回転方向は逆になる。ちゃんと利き足と回転方向を揃えて、右足で壁を蹴って右回転に半回転捻った人もいる。

  • 参考 : Fromeside 07 [動画] - 開始1分25秒から、右足で踏み切り右回転している。
  • 参考 : West Jumping Team Rising Stars [動画] - 開始44秒で、左足踏切で左回転している。その他にも様々な Wall Tricks が見られる。
Tic Tac Wall Front Flip

壁に対してほぼ平行に進入し、向きとしては Front Flip Wall Spin に近い感じで壁に足を付き前宙。

Two Legs Wall Inward Front Flip

両足で壁を蹴って Wall Front Flip。

Wall Side Flip

壁を蹴って側宙 (外回り)。実際は Wall Back Flip の際に横を向く、という気持ちでやるとやりやすい。

Wall Inward Side Flip

Wall Inward Front Flip の側宙バージョン (内回り)。Two Legs や Twist などはほぼ同じように出来る。

Wall Inward Double Leg

Wall Inward Side Flip と踏み切る足が逆で、回り方が Double Leg に近ければこうなる。

Trinity Wall Flip

壁への進入角度が少し斜めで、Wall Flip と Wall Side Flip の中間ぐらいの形で回るとコレ。映画「マトリックス」で、トリニティがこのような回り方をしたことから。

Wall Gainer

壁に足を付いたら、体を半回転ほどさせてバック宙の形になって回る。Wall Inward Side Flip の進入の仕方で、素早くバック宙の形になるイメージ。踏切足と回転方向が逆になってしまうが、この技の難易度を考えるとそれは仕方がない。

  • 参考 : Wall Gainer [動画] - 踏切足は右足、回転方向は左となる。
  • 参考 : Ryan Doyle Crazy Park Day 2 [動画] - Wall Gainer を始め、様々な Wall Tricks を屋外で披露。
Angel Drop

壁の上に手をかけてしがみついている状態から、壁を蹴りバック宙しながら Drop。片足で踏切るものもある。

Devil Drop

壁の上に手をかけてしがみついている状態から、壁を蹴り前宙しながら Drop。片足で踏切るものもある。

参考になるサイト

同じように技紹介をしているページを紹介します。

  • Parkour Tricks [文章・日本語] - 動画もアリ。一部の Vault 系の技の名称が間違っています。
  • Vaults 101 [動画] - Vault 系の技をまとめた動画。
  • Vaults 102 [動画] - Vaults 101 の後に作られた。コンビネーションの紹介などが増えてます。
  • Glyphmedia - Parkour Tutorials [動画] - YouTube 上で、Parkour の様々な技を紹介しています。
  • Art Of Wall Flips [動画] - Wall Flip や Wall Spin の動画のコンピレーション。
  • Wall Tricks Volume 2 [動画] - 壁を利用した技を、技名付きで紹介。